NTECケミカルマガジン

VOL.2 水処理用語について

 外観上は無色透明できれいな水道水や井戸水でも、その中には無機物や有機物等の様々な物質が溶解しています。温水ボイラ等の密閉系統においては水温も低く、蒸発がありませんので、スケールの障害は発生しにくいですが(但し腐食障害は発生する)、蒸気ボイラの場合は、蒸気となって取り出されるのは水(純水)のみであり、溶解している物質はボイラ内に残留し濃縮します。その結果スケールの付着や腐食が発生し、ボイラの寿命に影響を与えます。

 以上のように、水に関するボイラのトラブルを未然に防止し、ボイラを長持ちさせるために水処理が必要となります。

 ここでは、その水処理における用語を解説します。

続きをみる

バックナンバー